
こんにちは。朝倉達也です。
今井商店オンラインでのワインセットも好調で、嬉しい限りです。
商品セレクトにあたっては「一般消費者向けなのにChardonnayやSauvignon Blancといった誰でも知ってるブドウ品種がないのはどうなのか?」などの意見も頂きました。
もちろん正論だと思います。ただ僕は家でワインを飲むときにはChardonnayを飲む機会があまりない。仕事でメインにフランスワインを扱ってる分、そうなのかもしれません。ただそれだけの理由です。
Chardonnayは素晴らしいブドウ品種ですし、認知度も非常に高い、そしてアイテムの幅もあまりにも多い。なので料理との相性がモノを言います。
ですのでChardonnayこそレストランで楽しんでこそ、ソムリエのセンスが問われるのかと思った次第です。
Chardonnayの良さがわかるからこそ、皆様には他の素晴らしいブドウ品種も探して欲しいと思います。
あと意外に皆様が思ってらっしゃる点としては
「ワインは開けたら飲みきらなければならない。」と思っておられる点です。
ワインは空気に触れることで香りや味わいが変化してゆきます。
今回僕が赤ワインで選んだものは全て5日ほど経過しても味わいが落ち込むことなく、楽しむことができるものでした。
僕の良い相談相手であり友人でもある神戸・岡本でワインショップを営む渡辺良平氏も「3日目のワインがいちばんおいしい」という著書を出版してます。
先日はエノテカオンラインでのコラムを書かせていただきましたが家でのワインの楽しみ方は本当に自由です。僕はワイングラスより陶器のカップで飲むこともあれば、屋外で飲むときは氷も入れます。
ワインを勉強する本に書いている作法はもちろん大事ですが、ある程度でいいと僕は思います。
まずはワインというものを好きになること。
そしてその先に自分が興味を持ったことを調べていったらいいと思います。
ブドウ品種、生産過程、生産国、作り手、ワイングラスの形、温度による変化、料理と合わせるとどう味わいが変わるのか。
人によって始めに興味を持つ部分は異なると思います。
ワインは知的好奇心を満たす塊のような飲み物です。
始めは難しいというステレオタイプがあると思いますが、入り口は無数にあります。そしてその扉は常に開いています。あなたが入りたいと願うだけです。
皆様の人生が食を通じて豊かになるよう、これからも自分の知識は隠さずシェアしてゆけたらと思います。
投稿して欲しいトピックスなどあれば、是非是非リクエストしてください。
宿題なしでフリーで文字を起こすと着地点が見つからない性分なので。笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様良い1日を。
朝倉達也